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パソコンの入力ラインへのケーブル接続方法


マイクやMD・ラジカセ・レコードデッキなどの他の音声出力機器と接続して録音するためには、まず物理的にケーブルなどでパソコンと接続しないと始まりませんので、このページでは接続方法などを写真付きで簡単に説明します。
また、つなぐだけでは実際には録音は有効にはなりませんのでWindows側にてその接続を有効にする(録音コントロールの設定)方法、またそれらの基本的な仕組み・概念についての簡単な説明します。

(1)まずはパソコン本体の接続コネクタの位置や形状を確認します



上記画像はあくまで1例ですので、ご利用のパソコンによっては背面や側面に端子が配置されている可能性があります。
※詳しくはお手持ちのパソコンのマニュアルをご確認いただき、正しい端子の位置を確認してください




※ここ数年に製造された標準的なPCの場合、音声デバイスの入出力端子には決められた色で振り分け表示されています。
青色: ライン入力
赤色: マイク入力

緑色: イヤフォン・ヘッドフォン出力
  (もしくはスピーカ等へのライン出力)
(2) 録音したい音声元(オーディオ機器やマイクなど)と、パソコンの(マイク/ライン)入力端子へ接続します
取り込みたい音源・機材に合わせて下記図のように接続してください。
音声機器などは電源を入れ、再生操作が必要な場合は再生状態にしてください。

 
使用ケーブル例(マイクケーブル):

※「マイク用ケーブル」は通常”抵抗無し”のものを利用します



使用ケーブル例(ラインケーブル):

※「ライン用ケーブル」は通常”抵抗無し”のものを利用します
(3) 接続した入力端子に対する「録音コントロール」での取込み設定を有効にします
ここで、実際の操作のまえに、Windowsの音声情報についての基本知識を確認しておきます。
(十分に理解されている自身のある方、すでに音声を取込んだ事がある方は、読み飛ばして4に進んでください)


● Windowsにおける音声入力・出力の基本概念
先ほど接続したライン入力やマイク入力については、接続したからといってすべてパソコンに取り込まれている(取込み可能になっている)わけではありません。(まずは下記の図をご確認ください)
Windowsにおいて入力端子で接続された情報は、音声の入力設定を行う「録音コントロール」という機能で管理されます。



● Windows側の「録音コントロール」で取込み元の設定が必要
「♪超録」をふくめ音声を取込む多種ソフトウェアは、この「録音コントロール」で指定されている入力元からのみ録音データを取得することができますので、希望する入力元音源を「♪超録」で録音するためには、あらかじめ「録音コントロール」にて指定しておく必要があります。
※引き続き(4) 以降では「録音コントロール」の設定方法について説明を続けます
(4)「録音コントロール」を起動し、取込み対象の端子を選択します

下記操作にて「録音コントロール」が起動されます。
ツールバー:  左のアイコンをクリック
メニュー:  [ 設定(C) → 録音コントロール起動(D) ] を選択
※Windows XPであれば「コントロール パネル」の「サウンドとオーディオデバイス」にて表示されるプロパティの「音声」タブ画面に音声録音「音量(O)...」ボタンにて「録音コントロール」が表示可能です。



録音対象の入力端子を、(録音の音声取込み元として)選択します。
※上記画面の例ではラジカセとの接続のため「ライン入力」を選択しています

録音対象の入力端子のボリュームのつまみ(スライダー)を上げます(取込み音量を大きくしておきます)
(5) 「録音コントロール」での設定が有効になっているか(録音取込みが可能になったか)確認します

実際にテスト録音をしてみる
実際の録音作業をテストとして行うか、無音レベル調整を利用してテスト録音をおこないます。
ツールバー:  左のアイコンをクリック
メニュー:  [ 録音(R) → 録音開始(R) ] を選択
ツールバー:  左のアイコンをクリック
メニュー:  [ 設定(C) → 無音レベルの調整(L) ] を選択
実際の録音を行う場合は「録音開始」を、無音レベル調整でのテスト録音を行う場合は「無音レベル」を選択します

上記テスト録音により、下記の状態が現れれば「録音コントロール」の設定は成功です。

音声モニターバー」に波形がはっきりと表示される


音量表示バー」に録音前よりボリュームが上がり、上下に動く。
テスト録音前   テスト録音中
(6) 最後に「音声モニターバー」の波形を確認しながら「録音コントロール」で取込み音量の調整をおこないます


「音声モニターバー」の波形を目安として確認しながら、音量を「録音コントロール」画面のボリュームのつまみ(スライダー)で調整していただくと、音割れなくはっきりとした綺麗な音声で取り込むことが可能となります。


A: 音量調整がうまくいっている例
波形も大きく、上下の波形の先もつぶれず(画面の上限に当たることなく)きれいに表示されています。


B: 音量が大きすぎる例
波形が大きく上下に広がりすぎて、波形の先が画面の上限に当たりつぶれて表示されています。

波形の上下が画面の上限に突き当たっている場合は取り込み音量が大きすぎるため、音割れしている可能性がありますので、
波形がきれいに表示されるまで「録音コントロール」画面で対象の入力端子の音量つまみを下げてください。

C: 音量が小さすぎる例
波形が小さく、上下の波形の先が画面の半分以下で表示されています。

波形が小さい場合は取り込み音量が小さすぎて、録音結果の音が小さかったり聞き取りづらい可能性がありますので、
波形が(つぶれない程度に)大きくなるように「録音コントロール」画面で対象の入力端子の音量つまみを上げてください。


● 接続ケーブルには抵抗無しと抵抗入りが存在します
音声出力機器(ラジカセ・MD等)側のボリュームを上げても録音コントロールで音量を最大にしても、音がしない・小さな音量しか取り込めない場合は、「抵抗入り」のケーブルを利用していないかケーブルを確認してください。(「抵抗入り」のものでは、ゲインが大幅に下がってしまいます)
テープレコーダやMDレコーダ等との接続は、通常「抵抗無し」のものを利用すれば良いと思いますが、環境やパソコン本体側の設定に依存するところがありますので、逆に「あまりに音量が大きく取り込みすぎる・音が割れてしまう」場合は「抵抗入り」のケーブルを利用してみてください。
 
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